福島県教育センター所報ふくしま No.65(S59/1984.2) -021/042page
調査4 評価領域について
1.もっと多くすべきである。
2.この程度でよい。
3.精選して,もっと少なくした方がよい。(9%)
(39%)
(52%)
調査5 評価観点の表現について
1.評価しやすい表現である。
2.この程度でよい。
3.表現が不適当で評価しにくい。(19%)
(38%)
(43%)
調査6 評価尺度をどうするのがよいか
2段階がよい
3段階がよい
4段階がよい
5段階がよい(9%)
(61%)
(0%)
(30%)
調査7 今後の学校経営評価の実施こついて
1.今後とも,この評価票によって実施した方がよい。
2.本校の実態に合うように改善して実施した方がよい。
3.実施すべきでない。(18%)
(82%)
(0%)<考察>
- 調査4
「精選した方がよい」とする回答が52%を占め,評価領域が多く負担に感じている。評価の妥当性,結果の活用,資料の作成の上からも,領域の設定にあたっては,十分な検討が必要である。- 調査5
評価観点の表現は,評価尺度の基準ともなるのであり,したがって,観点の認識,理解は重要である。全職員の意志の交流と共通理解を図るとともに,不適当と思われる表現については,実態に即して修正が必要である。- 調査6
評価尺度については,3段階がよいとする意見が60%と多い。しかし,評価尺度は細かい方が評価しやすく,評価結果の集計,処理の際もより妥当な結果が得られると思われる。したがって,5段階評価の利点についても理解を深めたい。- 調査7
自校化をはかって実施すきであると回答したものは82%を占めている。このようなことから特に,評価の領域,観点については,教職員の共通理解の上に,本校の実態に即して検討を加えて合理的な評価用具の作成に努めなければならない。(2)学校経営評価票の開発
- 学校経営評価の手順と組織活動
段階 手 順 内 容 組 織 校長 教頭 教務 部会 職員会 学年会 計画
共通理解
計画設定
評価票作成
(自校化)○学校経営評価手引きの作成 1 2 ○学校経営概念の理解 1 2 3 ○学校経営評価のねらいの理解 ○本年度の評価構想の決定 2 1 3 4 ○実施の時期・日程・組織の決定 3 2 4 ○評価領域・評価項目の決定 4 3 1 2 ○評価用具の作成 4 3 1 2 ○「評価評(試案)」の検討決定 4 3 2 実施評価 評価票記入
結果の集計○評価票記入要領の理解 1 2 ○全職員参加による評価票の記入 ○評価票のとりまとめ集計処理 3 2 結果の考察検討
教育課程編成基礎資料
次年度学校経営の計画立案○集計結果から問題点改善点の抽出 3 1 2 ○問題点改善点の吟味検討 1 ○改善策の提示 教育課程特別委員会 ○次年度重点目標努力点の設定 教頭−企画委員会→学年会 ○次年度諸計画の改策 新年度校務分掌各係年間計画作成
- 学校経営評価票作成上の基本的な視点
- ア 学校経営の質的な改善と充実をはかるという学校経常評価本来のねらいについて,教職員の共通理解をはかり組織的な活動をとおして実施する。
- イ 新教育課程が実施されてすでに3年を経