福島県教育センター所報ふくしま No.68(S59/1984.10) -016/038page

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3.計画

(1)方法 一群法による
(2)対象 2年2組(女子 32名)
(3)組織 個人研究
(4)日程

  1. 事前研究の段階
    ア 研究計画の樹立(6月)
    イ 実態調査(6月)
    ウ 研究主題の設定(6月)
    エ 仮説の設定(6月)
    オ 文献研究(6〜8月)
  2. 検証の段階
    ア 教材研究(8月)
    イ 指導計画作成(8月)
    ウ 事前テスト実地(9月)
    エ 検証授業(10月)
    オ 事後・把握テスト実施(10月)
  3. 整理の段階
    ア データの処理・分析(11月)
    イ 研究のまとめと反省(12月)
    ウ 研究報告書の作成(12月)

4.概要と考察

(1)研究の経過

  1. 検証までの準備
    ア 教材の選択と教材研究
     研究対象学級の学力上の弱点を指導するのに適当と思われる教材として,小林秀雄氏の「常識」を選定した。
    イ 目標分析と自己診断票作成
     書かれている内容と,筆者の現実認識の論理構造とを読み取る手順を示すと同時に学習のつまずきを発見する手だてともなる自己診断票を作成した。<表3>

        <表3> 自 己 診 断 票
    <表3>自己診断票
    ウ 事前・事後・把持テスト,意識調査用紙の作成
    エ 文献研究
    オ 指導過程の設定
     生徒の問題意識を大切にして設定した。
    オ 指導過程の設定
  2. 検証指導計画
    ア 単元名  評論 「現代と人間」
    イ 指導計画 総時間9時間
    (1) 第1時 学習目標と手順の確認 全文通読 話題の概略
    第2時 第一次調べ読み 学習課題設定(個人思考)
    (3) 第3時 学習課題設定(班別学育)→学習課題集作成
    (3) 第4時 学習課題解決を中心とする読解(班別→全体での共同思考)
    第5時 同    上
    第6時 同    上
    第7時 同    上
    第8時 全体の論理構造図示 要旨のまとめ
    第9時 言語要素や内容の復習
    ※(1)(2)(3)を検証授業とする。


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