福島県教育センター所報ふくしま No.70(S60/1985.2) -016/042page
3. 到達目標の想定と第一回自己評価
(対生徒 8月10日実施)
−考察−係活動や奉仕活動には消極的で,他人に対する親切とか協カする意識も低く,自己本位な生活がみられる。また,無計画で,ゆきあたりぱったりな生活をしているものも多い。各種行事等の計画や参加についても,白主的に参加し,積極的に意見を述べたりするものも少ない。
美しいものを美しいと感ずるのが人間である。心の余裕とか環境づくりに無関心な生徒が多いことは形式的なものでなく,もっと,実践のともなった指導を徹底する必要がある。
(3)学年協議会の組織
同学年の生徒が,当該学年の教師とともに,共通の意識のもとに,積極的に学校や学年の行事に参加し,自主的な活動の展開をはかることにより,学年目標の具現化をめざすことをねらいとする。
ここでは,担当教師の指導のもとに,学校や学年,そして生徒会活動における諸行事についての意義や参加,また,学校や学級の生活上の諸問題についても話し合い,学級での取組みや反省と対策についても考えさせ,実践への指針とする。
あわせて,「創意を生かした教育活動」の一環として行われている「学年集会」の運営についても,教育目標の具現化がはかられるよう,その計画の立案にはじゅうぷんに配慮する。
1.その構成 (構成員14名)
各学級の学級委員 2名(6クラス)
指導担当教師 2名(各学年主任)
2.その位置づけ3.協議の内容
ア 学校,学年行事の取り組みについて(企画,運営)
イ 学校や学年,学級の諸問題について(反省,対策)
ウ 学年集会の運営について (企画,分担)
工 生徒会活動への取り固みについて(積極的な奉仕部活動)
オ その他学校生活に関することについて(4)教育目標の具現化を意図した行事とその具体目標
学校や学年の行事を通して教育目標の具現化をはかるため,次の三つの行事に重点を絞り,学年協議会はもとより,学級においても意図的に指導を試みることにした。