福島県教育センター所報ふくしま No.70(S60/1985.2) -017/042page

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教育目標の具現化

(5)学年協議会の一例(10月6日実施)

1.議題  いも煮会について

2.ねらい

ア 自主,協同の精神と健康な身体づくりに役立てる。
イ 心身に障害を持つ同じ世代の生徒に接することにより,「思いやりの心」や「寛容と協調」の精神を育てる。
ウ 広い心を持って,相手の考えや立場を尊重することのできる態度を養う。
工 交通安金の指導に関する実践の場とする。

 2.実施期日及ぴ場所

ア 期日 昭和58年10月12日 (水)
イ 場所 浄土松公園(学校より徒歩6.5q)
※交流校福島県立ろう学校中学部

3.協議会の内容

 第4回学年協議会要項(昭和58年10月6日実施)

協議会の内容

(6)第二回自己評価と生徒の変容(11月26日)

※ 質問に対して「はい」と答えたものを前回と比較した。
※ 数字は百分率を示す
※ 上段の一腺は前回の結果.下段の_線は今回の結果を示す

生徒の変容1

−考察−いも煮会を通しての交流教育は,「あたたかい人間関係をつくる」うえに大きな効果を得たようである。第一学期(7月)にも,県ろう校の呼びかけにより,レクリエーションを通してのスポーツ(球戯)による交流が行われているので,生徒たちの身体障害者に対する「思いやり」の心は,ある程度培われていたと考えられる。

学年協議会で話し合った事項をもとに,各学級では,県ろう生を迎えるために,いろいろと趣向を凝らして準備を整えたのであるが,交流教育のねらいは,生徒たちによく浸透したようである。

「正しい心のこもった言葉づかいをする」は,地域の特殊性にもよるが,まだまだ不徹底の状態に近い。教師自身も,生徒との全話には気を使うことはもとより,小学校との密な連携も十分に考えてみたい。

「積極的に奉仕活動をする」と答えた生徒の数も気になるところである・学年協議会を通し,学級会活動などで,十分な反省と実践への指導を積み重ねるようにしたい。

生徒の変容2

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