福島県教育センター所報ふくしま No.70(S60/1985.2) -020/042page

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および部活動に関しては自主的に取り組んでいるが,学級における活動,生徒会活動は非常に低調であることが指摘された。
(ウ)昭和56年度には,校内の自主研究として「係活動」に重点をおき推進計画を立てたが,ひん発する問題活動の多くの対処に追われ実践面での徹底を欠き,多くの反省点が残された。
(エ)以上のことから,生徒理解を基礎として学級会・生徒会における話し合い活動の充実を図りながら自治カを育成し,基本的な生活習慣・学習態度を向上させ,学校生活の充実をめざすことによって自己実現に導くという方向づけがなされた。
ウ 研究のおもな内容
(ア)学級や生徒会における話し合い活動の充実
(イ)生徒の自主的・自治的な集団活動の促進。
(ウ)学級・生徒会のリーダーの育成
(エ)基本的な生活態度の育成
 ・オアシス運動の推進
 ・チャイム着席運動の実践
(オ)環境美化精神の高揚
(カ)生徒理解の進め方と教育相談のあり方
(キ)小学校やPTAとの連携
(ク)問題行動への対応
2.田島小学校
ア 研究主題
「自ら考え,追求する力(学び方)を育てる指導−学業指導をとおして−
イ 研究のおもな内容
 (ア)学習指導の質的転換
  ・学習指導過程の改善
  ・個を生かす指導の工夫
  ・学習過程における評価の工夫
 (イ)学級経営の改善充実
  ・望ましい人間関係を育てる学級づくり
  ・学習意欲をもりあげる学習環境の構成
  ・学習相談の充実
 (ウ)基本的な生活態度の育成
  ・基本的な行動様式「よい子の一日」の作成と実践
  ・集団生活への適応指導
3.栗生沢小学校
 ア研究主題
   「実践力を育てるための児童活動(学級会活動を中心に)−一人一人が   実践意欲をもって取り組む活動を目指して− イ研究のおもな内容・方法
 (ア)児童一人一人の問題に気づく能力の育成のしかた。
  ・一部の児童の提起した問題に,全員が関心を持ち,共通した目的意識   へと高めてやる。
  ・問題を発見させるための具体的な手だてを考える。
 (イ)気づいた問題を解決しようとする意欲を育てる指導助言のあり方。
  ・個々の問題意識を学級全体の共通意識へ高める。
  ・原案や資料の提示を工夫して,児童の多様な,しかも深みのある意見を引き出す。
  ・話し合い活動が生き生きとしたものになるための手だてを工夫する。
 (ウ)児童の心をとらえ,意欲を高める指導助言のあり方。
  ・児童一人一人の考えを出し合わせ自分たちで協力して実践したり,解決したりする喜びを味あわせる。
  ・児童一人一人が自己表現できる場と機会を設けてやることによって,自己実現のための援助をする。
 (エ)少人数学級での望ましい学級会活動のあり方。
  ・学級会話し合い活動の基本過程を検討する。
  ・実践に移すための,話し合い活動と係り活動や集会活動などの関連を工夫する。
4.田島第二小学校
 ア研究主題
  「道徳的態度と実践意欲を育てる指導」
 イ研究のおもな内容


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