福島県教育センター所報ふくしま No.73(S60/1985.10) -007/038page
図5 ハード操作の手順
3)出力の段階
プログラムに基づくX−Yプロッタおよびディスプレイ出力結果をつぎに示す。
図6 歯形創成シミュレーション
図7 歯数が少ないときの転位量の変化と歯底におけるunder cutの様子
図8(写真) 画面をみながらの解析
3 おわりに
現在の技術教育で特に要求されているのは,実情に即した基礎基本の充実であり,この点において,従来の実習における内容の改善(現代化)や教材の開発・研究といったものが,大変重要となっている。今回とりあげた内容は,既存の設備を使ってのCADへのアプローチであるが,可能な限り,実情に即した形で実習を展開すべきと考えるし,工夫次第で,内容の現代化は図られるものと確信している。また,紙面の都合によりプログラミングなどへの詳しい内容の説明は出来なかったが,基本ソフトや援用ソフトの開発および運用がカギとなるので,この辺での検討も今後の課題としてとりあげるべきである。