福島県教育センター所報ふくしま No.74(S60/1985.12) -032/038page

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    その結果からいえることをまとめてみると次のような点があげられる。
     ア 子どもががんばったことをほめ,励ましてやる。
     イ 日記を読んだ時のすなおな感想をちょっぴり気のきいた,ゆかいでおもしろい言葉で書いてやる。
     ウ 子どもの悩みや心配事に対しては,心から共感し,心配し,なぐさめ,励まして少しでも安心させるように書いてやる。
     エ 時間がなかったり,語彙不足などでうまく書き表せなかったようなことは,教師が補い,子どもの気持ちを代弁するように書いてやる。
     オ 同じような生活体験があれば,教師の小さいころのことや似た経験を書いて共感してやる。
     カ 表現や内容に即して良い点や悪い点を指摘し,書き方を教えてやる。
     キ 子どもにとって喜べる内容があれば短かくともよいが,長ければもっとよい。
  1. アンケートによる効果的な評語の追求
     担任している児童とその父兄を対象にアンケート調査を実施した。調査項目は以下の通りである。
    ○ いつも書いてほしいか。
    ○ いつも読んでいるか。
    ○ どんな評語がうれしいか。
    (児童のみ)
     ・ 文の長さの効果
     ・ 文体の効果
     ・ 望ましい評語の内容
     ・ その他
    (児童と父兄)
     親の意識と児童の意識との間に共通するものと,相違するものがあるかもしれないことを考慮して,なるべく同じ内容になるように問題を作成して調査を実施した。紙面の都合で,児童のアンケートの結果だけを次に示す。
児童のアンケート結果 1

児童のアンケート結果 2

児童のアンケート結果 3

児童のアンケート結果 4


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