福島県教育センター所報ふくしま No.77(S61/1986.8) -022/038page

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 て,県教育センターの社会科講座で示された「観点別到達目標分析の仕方」を参考に作成したものである。

 2 評価計画表の作成 

       <評価計画表>
評価計画表

 横軸には時数を,縦軸には「到達目標」「関連」「学習内容」「評価目標の観点」「評価基準」をとった。「評価目標の観点」には4つの観点があり,それぞれに○印がついているが,これは,主としてその観点であることを意味している。
 また,「評価基準」の設定は時間を要したが児童の実態に合わせて設定した。例えば,3つの点について説明できれば十分達成であるが,その内2点について言えれば達成という基準をもつことである。
 評価計画表作成の利点としては
 ○いつ,どこで,何を,どの様に評価すれば良いのかが明確になる。
 ○常に授業に際しては,到達させたい目標が意識できる。
 ○評価基準を子どもの実態に即して設定したので,評価を容易にする。
等があげられる。しかし,ここで注意しなければならないことは,教師の意図にそわない授業展開の時,無理に意図する方へ誘引しないことである。もしそうすれば,子どもの追求意欲は消滅してしまうだろうと考えるからである。

 3 観点別到達目標と評価計画の一体化

   下に示す通りである。評価計画の中に「関連」という項目があり,そこに分析した目標を明確に位置付けた。
評価計画表と観点別到達目標


 4 地域の資料を生かし(教材化し)魅力ある授業を展開するために

<地域の資料を生かすために>
 ア 取材活動
   地域学習は意外に資料を収集し易いというメリットがある。そのメリットを生かし近くに住む人に聞き取りに行くのも比較的容易であろう。地域のことを知るには,自分の足で歩くか住民に取材する方法が有効である。そこで私は,船引町

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