福島県教育センター所報ふくしま No.78(S61/1986.10) -004/038page
2 展開
段階 学 習 活 動・内 容 時間 指 導 上 の 留 意 点 〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 展開 3.道案内の対話を考え練習する
○投割分担(日本人―外国人)
○「場所」の決定
○「目的地」の決定
○対話づくり
○ペアでの練習
4.自分たちの作った対話文を発表し合う
15’
25’○自分たちの住んでいる地域の略地図(注参照)により,対話を考えさせる。
○未習得語句でも,机間巡視により援助指導を行う。
○具体的指示により,できるだけ自主的に活動させる。
○対話に変化を与えるため,場所や相手を工夫させ,また役割を交替して練習させる。
○2〜3ペア発表の後,再び練習時間をとる。
○発表の時には.練習をやめさせ聞くことに集中させる。
・黒板にプリント同じ略地図を措いておく。
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(注)地域の略地図
(4)指導を終えて
一般に,発表学習は,学年が進むにつれ好まれなくなってくる。しかし,今回の授業においては,指名されずに自ら発表したペアが大部分であった。
次の図は,授業前と授業後に行ったアンケートの一部である。
(ア)返事するつもりで聞く
あなたは,外人に英語で道をたずねられた時どうしますか
(イ)聞くだけは聞く
(ウ)その場から立ち去る
76%の生徒が積極的に「英語で道案内をしよう」という反応を示していた。これは,発表活動に取り組んで得た自信のあらわれであると考えたい。