福島県教育センター所報ふくしま No.78(S61/1986.10) -008/038page
5.実行画面の一例画面1から画面3は,プログラムREI−1の一例
コースウェアによる学習は,前ページのプログラムの流れで行った。MONは問題形式,REIは例題形式のプログラムである。
ここでは,REI−1とREI−2のプログラムの実行画面の一例(前掲)について述べる(それぞれのねらいについては,2.コースウェアによるプログラムの作成を参照)。
(1)画面1は,課題の提示である。8個の●は,割られる数をモデルとして表したものである。
(2)画面2は,商を2つのグループとしてモデルにしたものである。
(3)画面3は,余りを示したものである。
以上が 8÷3 の画面の説明である。これと同じパターンで,他に4つの例題を示した(画面略)。
(4)画面Aは,REI−1と同じモデルによる問題である。
(5)画面Bは,割り切れることを強調した(画面略)。
(6)画面Cは,割り切る数が約数であることの提示である。
(7)画面D〜画面Fは,約数の定義について,1ステップずつ説明したものである。●のモデルから離れて,数式だけで考えさせるようにした。
画面A〜画面Fと同じパターンで.12÷4,24÷6の例題を,別に示した(画面略)。
検証では,初めから各人に勝手に進めさせずに,最初のパターンはおなじ歩調で説明を加えながら進め,そのあとでおのおののペースで進めさせた。その間に,机間巡視をして,個別指導を行った。
REI−4についても,●をモデルに使い,REI−2と同様のパターンで説明するようにした。モデルが同じため.生徒の反応も混乱なく,『また,できた!!』といった様子で学習を進めていた。