福島県教育センター所報ふくしま No.79(S61/1986.12) -021/038page
ア.調査−1・2について
成ではやむを得ないことと思われる。ここではむしろ全体的に消極的な態度の方が問題であろう。
このような実態なので,一層校内研修を進める必要を痛感する。
イ.調査−4について
調査一1・2でみられる消極的な態度は,調査−4でも同じ傾向を示している。ここで特に注意しなければならないのは,41歳〜50歳の学校の中では中核となるべき年齢層の意欲の低さである。これは何とかしなければならない大きな問題である。
どうしたら意欲を高めることができるかということは,簡単なことではその対策にはならないが,実践を積み上げることがまず大切になるのではないかと考えている。
ウ.調査−6について
調査−6でも,今までと同様の傾向がみられる。ここでは,51歳以上のいわばベテラン教師が,授業研究は「順番」や「前からの約束」によって実践するということを全員が答えているところに問題点がある。なぜ,もう少し積極的になれないのだろうか。
エ.調査−5について
調査−5では,ようやく先行きに明るさの見える結果が出た。「共同研究の中でみんなと一緒にもっと向上したい」と考えている人が多いことがわかった。この積極的な意欲をさらに伸ばして行かねばならない。
ここで一つ問題となるのは,若年層とベテラン層の一部に「研修より健康のためにスポーツに励む」という考え方がみられることである。やはり,機会をとらえて研修の必要性を訴えて行かねばならない。
オ.調査−3について