福島県教育センター所報ふくしま No.79(S61/1986.12) -028/038page

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いくつか取り上げ,身近かな生活の中から話題を見つけ英作文し皆の前で発表するという表現活動を取り入れた。生徒達の眠っている表現意欲を呼び起こし,騒々しい中にも活気ある雰囲気が出せた。
3 到達目標の設定,基本問題の作成,個人別分析一覧表の作成
英語科

これは自己表現活動の1例である。これだけの英作文をするのにも生徒の騒ぎは大変なものだが意欲を引きだせた。

(6)保健体育科−なわとび運動の導入
なわとび運動の導入

 能力に応じた目標を持ち,積極的に学習できる授業を実践した。
 右表は級別のとび方と,級別の合格率であるが,最低到達目標は10級とした。

(7)音楽科−グループ活動を取り入れた発表会
 数人ずつグループを構成し,グループ毎に選曲,編曲,器楽練習をして発表会を開き,ビデオ撮りまでやって鑑賞するのでオーディオ機器まで学習できている。やりとげるとかなり満足しているようである。

(8)家庭科
ジャンパースカート進度表

 1 進度表,段階別標本を利用して自主的作業ができるように工夫した。(被服)

豆テスト,試食評価表

 2 豆テストや,試食評価表を利用し事前と事後の指導に工夫をした。(食物)

(9)商業科−フイードバックによるドリル学習
簿記会計1の学習診断表

つまずき箇所を発見して,ドリル学習をさせ,「わかる授業」を目標に実践した。

6.おわりに
 この指定研究を機に.より効果的な指導法を目ざして全教科で研究したが,それは何も特別な物ではなく日頃の実践に工夫と改善を加えたり,更に深化,補完させようとしたものである。しかし,年々,生徒も職員も変わり学校全体がそれにどう対応し,指導体制をいかに作り上げていくか,また,生徒といかに接触し,生徒の意欲をどのように引き出すかが本校における最大で止むことのない課題である。

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