福島県教育センター所報ふくしま No.80(S62/1987.2) -028/038page

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1  パソコンチェックとは
アー単位時間の終末段階において学習内容の定着を図るためのものである。
イ一単位時間の中で教師と対を成して指導の個別化を図るためのものである。
ウー単位時間の中で児童の進度に即応するためのものである。
エー単位時間の中で児童の到達度をとらえ形成的評価を行うためのものである
オー個別指導のための資料を得るためのものである。

 開発したプログラム(資料1)
(資料1)
 形成的評価問題(資料2)
(資料2)
 以上5つの目的を達成するために開発したプログラム(資料1)と形成的評価問題(資料2)により構成され実施されるものである。

2  パソコンチェックの構成
 パソコンチェックの構成は次の手順による。
 ア 単元の目標分析と構造分析による指導内容の明確化
 イ 明確にされた指導内容を踏まえた事前テストの実施と考察
 ウ 目標分析,構造分析,事前テストの結果の考察等から立てられた指導計画の中で,パソコンチェック実施可能な位置の確定
 エ パソコンチェックが位置づけられた時間の目標に沿った形成的評価問題の作成
 オ パソコンチェック用プログラムヘの形成的評価問題入力
 カ パソコンチェックの本時指導過程への位置付け

3  CEL分析とは
  CEL分析とは,同一のテストを2度実施したときに得られる2つのSP表を,1枚の資料上に重ね合わせることによって,その変容の姿を比較検討するものである。
  2つのテストを比較したとき,そこには4つの解答の型が表出するが,それらを分類し印加することによって,CEL表(Compare Effect of Learnig)が得られる。そして,そのCEL表から主なものとして次のような資料を得ることができる。
 ア 成長係数・努力係数・変動域
 イ タイプ分類
   2つのテストを行った際に1回目と2回目の変容の姿を比較する方法で,
 ・1・2回とも正解 「習得型」=〔!〕
 ・1回目が不正解で2回目が正解 「効果型」=〔E〕
 ・1回目が正解で2回目が不正解 「不安定型」=〔?〕
 ・1・2回とも不正解「失敗型」=〔*〕
   というように,4つのタイプに分類されてCEL表に印加される。

(2)検証授業の考察
1 単元名 「分数のわり算」(6年)
2 単元の目標       (略)
3 指導にあたって     (略)
4 単元の構造       (略)
5 指導計画        (略)
6 本時(1/11)のめあて
・分数でわることの意味と真分数÷真分数の計算の仕方を理解することができる。
7 指導過程(略)
8 パソコンチェック(資料3)とSP表/CEL分析の結果と考察

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