福島県教育センター所報ふくしま No.83(S62/1987.10) -012/038page
ロール・プレイングの順序は
リーダー(監督)を中心に次の順序で進めます。
・簡単な動き、歌、ゲームなどを通して自由に、安心して自然にふるまえるような雰囲気にする。 ・「○○のことについて考えてみよう」という形で決める。
・経験しているものを中心に決める。
・場面は大まかにし細かく決めない。
・役割はなるべく自発性を重んじて決める。
・相手に見せるためのものではないので、自分の気持ちにそって自由に演技する。
・上手、下手は問わない。
・"気持ち"を中心にふりかえる。
・結論は個々に考えさせる。(全体で結論を強制はしない)4.具体的な活用場面は
(1) 子供への接し方の練習(2) 子供の対人関係における基本的な技能や動作の習得
- カウセリングの練習……語し方、聴き方
- 効果的な説明や授業の仕方の練習
- 問題行動への対処の仕方の練習など
(3)子供間の望ましい人間関係の育成
- 入学や就職試験の模擬面接・避難訓練など
- いじめや校則違反の防止や解決など
5.ロール・プレイングの活用事例
《事例・1》小学校5年生趣旨―自分や相手の気持への気づきを図り、望ましい友だちとのかかわりを考えさせる。
ウォーミングアップ(教室の前面を広く使って)
- みんなで楽しく歌をうたった。
- じゃんけんゲームをした。(あっち向いてホイ)
―雰囲気がなごやかになった後―
テーマ・場面の設定
「いやなことを言ったり、言われたりした時の気持ち考えてみよう。」↓
ソフトボールの試合場面
役割の決定
- ソフトボールの苦手な子の役
- ソフトボールの得意な子の役