福島県教育センター所報ふくしま No.83(S62/1987.10) -014/038page

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ふりかえり

  • 腕組みや脚組みをしていて、聴いてもらえたという感じがしなかった。
  • 悩みを聴いてほしいのに、先生の考えを一方的に押しつけられたようで気分が悪かった。
  • 悩みを打ちあける気持には、なれなかった。
  • 生徒がどんどん不愉快になるのがわかった。それにつれて自分自身もいらいらしてきた。

 そこで、子供の気持ちにそうような言葉かけを実際に演じてみた。

●ロール・プレイング 2
先生役
(相談的な対応)
生徒役
(心に悩みをもつ)
ロール・プレイング2

ふりかえり

生徒役
  • 深くうなずかれ、じっとみつめられると実に温かい感じがした。
  • 前かがみの姿勢で聴いてもらえたことは、悩みを受けとめてもらえたように思えた。
  • ゆっくりとした話し方で、調子を合わせてもらえたので親しみがもてた。
  • 自分の悩みを聴いてもらい、気持ちが落ちついてきた。
先生役
  • 生徒の気持ちを分かろうとして接したら心を打ち明けてくれた。
  • 今まで、あまりにも生徒の気持ちを考えないで、接してきたような気がした。
ロール・プレイングを見ていた他の先生
  • ロール・プレイングで実際にやってみると、いろいろ気づくものだと感じた。
  • 子供との望ましい関係をつくる方法を習得するには、ロール・プレイングが効果的に活用できることがわかった。

ふたたびC.M.

 「聞いたことは忘れ、見たことは覚え、体験したことは理解する」ということばがあります。
 まさに、ロール・プレイングは体験そのもの!!
 ぜひ、ロール・プレイングを!!
 実施されたならば結果をお聞かせいただければ私達も勉強になります。

次回は、行動療法についての内容です。

※ 参考文献

 

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