福島県教育センター所報ふくしま No.83(S62/1987.10) -021/038page

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にも豊かでまとまりのある表現活動。レッスン終了時や長期休業時の学習などに取り入れる。

3. ペアやグループ活動の利用
 表現活動を高めるには、アイディアを出し合ったり助け合ったりしながら、自由に何でも言い合える雰囲気が必要である。その意味からも、個人活動と合わせて、ペアやグループによる協力学習を、できるだけ取り入れていきたい。

(2)  仮説
 習得した言語材料を用いて、友人同志で互いに協力し援助し合いながら、自由に英語で話したり書いたりする活動を、授業の中に計画的に取り入れていけば、身の回りの事柄を英語で表現しようとする意欲も増し、より豊かな表現活動ができるようになるであろう。

3. 計画

(1) 方法 一群法による
(2) 対象 2年2組(男20名、女20名、計40名)
(3) 組織 個人研究
(4) 日程 (紙面の都合で省略)

4.概要と考察

(1)  検証までの準備
 ―1― 研究の経過

研究の経過

ウ 評価カードの作成(紙面の都合で省略)
  ―2― 検証授業計画

ア 単元名 L.6 Akio goes to school in San Fransisco

イ 指導計画

  1. SVOOの文型と〔1〕の本文の内容把握
  2. have(has)toの用法、自己表現活動
  3. 〔2〕の本文の内容把握
  4. Do you have to〜? No,I don't haveto〜の用法、自己表現活動
  5. 〔3〕の本文の内容把握
  6. 総合的な表現活動―――――(本時)
  7. レッスンのまとめ
ウ 本時の指導

(ア)本時の目標

・提示された絵と条件をもとに、グループで協力し合いながら、対話文を作らせる。
・それぞれの作品を発表し、相互評価し合う場を設けることによって、より豊かな表現活動への意欲を喚起させる。

(イ) 指導過程
段階 学習内容・活動 時間 指導上の留意点
導入 1.あいさつ

2.Do you have to〜?を用いての自由対話

1

4

・ペアで英問英答させる。内容は生活に結びついたものとする。
展開
3.表現活動

 (1) 表現活動についての説明を聞く。

 (2) 対話文を作る。
  ・各自で構想をねる。
  ・グループで話し合い場面設定をする。
  ・英文を作る。

 (3) それぞれのグループの発表を聞き評価カードに記入する。

 
4

26

(3)

(3)

(20)

12

 

・絵、評価カード、TP用紙を配る。

・評価カードにより評価の基準を説明する。

・グループは生活班を使う。(6班)

・想像や発想をめぐらして、対話文を作るよう指示を与える。

・できあがった対話文は、TP用紙に書かせる。

・作った文をOHPで投影し、各グループの代表に発表させる。

・独創的な発想を大切にし、文法的な多少のまちがいは大目に見る。have to については正しい使い方を指導する。

終末 4.教師による評価 3 ・それぞれのグループの良い点を認め、今後の表現活動へ意欲を持たせるようにする。

 

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