福島県教育センター所報ふくしま No.83(S62/1987.10) -036/038page
ソニー賞理科教育研究事例集 ソニー理科教育振興 明治図書 小学校理科の観察・実験 北海道理科教育センター 第一法規 新地学教育講座 (全4巻) 第1巻 地球 横山 泉 東海大学出版会 第2巻 地震と火山 同 同 第3巻 鉱物 八木健三 同 第4巻 岩石 舟橋三男 同 有機化学の理論 山口達明 三共出版 有機合成化学実験書 富松祥郎 広川書店 基本有機化学反応 岡田 功 産業図書 磁気センサとその使い方 谷腰欣司 日刊工業新聞社 センサと信号処理 尾崎 弘 谷口慶治 共立出版 創造性を伸ばすじょうずな教師 杉山正一 種市博治 東洋館出版社 教育選書 創造性への教育 飯島篤信 法政大学出版局 技術論と技術教育 山脇与平 青木書店 基礎からのC言語入門 竹田 仰 他 工学社 パソコングラフィックス 入門 安居院 猛 オーム社 パソコングラフィックス 化学 同 同 <編集後記>
秋です。文化の秋・芸術の秋 自然美の秋です。各地で音楽会・美術展・展覧会等多彩な催しが続いています。にもかかわらず「現代の子どもたちは感動が少なくなった。美意識はファッションでしか育たないのか」等の意見も聞かれます。何故なのでしょうか。
ある本に「四季折々の花鳥風月も、それを美しいと感じ賞でる心を持つ人にのみ美であり得る。人間の美意識は、あるとき直面した感動の高まりが心の深層に甦ってくる情感のあらわれをいい、それは、体験と知識によって育てられるもの」とありました。まさに至言です。…いま、各校でも文化祭・学習発表会等文化行事が盛んです。この機に、開催の意味を再度省みてみたいものです。そして普段の教室の中でも、美を語り、美への関心を高める教師でありたいと願ったりもしています。当「所報ふくしま」のシリーズ掲載「紙上カウンセラー講座」に対して多くの反響があるようです。「カウンセリングマインド」といった言葉も各校の生徒指導研究協議会では日常語として使用されてきたとも聞きます。たしかに、多様化する価値観とめまぐるしく変化する社会状勢の中にある子ども像を前にしての指導姿勢は、「受容し、共に考え、援助指導する」ことが必要なのでしょう。だからこそ私たち教師には、「教えることの指導法」と同時に、「育てることの指導法」の研さんが必要となります。その意味で、学校現場において多くの反響があることはうれしいことです今後とも「教育相談へのいざない」をご活用願います。また、今回も「教育センター教育図書紹介・昭和62年度購入図書(2)」を載せました。その中にも多数の「教育相談に関する図書」があります。貸出要領にもとづいてご利用願います。
「所報ふくしま83号」をお届けします。感想やご意見などいただいております。次年度の編集計画にもりこみ充実を図っていきたいと考えますので、学校経営部担当までよろしくお願いします。(編集子)