福島県教育センター所報ふくしま No.84(S62/1987.12) -025/038page
アイディア紹介
自作TPの活用を図った身近な地域学習
耶麻郡西会津町立新郷中学校教諭 佐藤 達雄
1.はじめに
身近な地域学習のねらいは、地理的な見方や考え方を養うことと、身近な地域それ自体を理解することの二つである。この二つのねらいを達成するため、学校所在地を含む地域を中心に地理的事象を歴史的背景と関連させて学習の展開ができるよう、資料を収集し、補助教材化を図り実践した一部分を紹介したい。2.実践例
(2) 自然とあゆみ <あゆみ都合で省略>
(1) 身近な地域の確認
・西会津町地形図とOHP2台を使用
ア 日本地図より福島県確認 TP 1
イ 福島県全地図より全会津確認 TP 2
ウ 全会津地図より西会津町確認 TP 3
工 西会津町地図より新郷確認 TP 4
1 地形のようす
1/25,OOOの西会津町地形図に、新郷地区を流れる笹川を青色に着色する。地形のようすを地図帳(帝国書院発行)生活の舞台(−)地形のようすを参考に確認2 気候のようす
・気温月別表、降水量月別表をもとに生徒各人作成、OHPにてたしかめるイ 気温と雨量分布<県気象月報を参考>
次の図に西会津地区、会津若松地区、小名浜地区にそれぞれ下記の色に着色する。
・会津若松地区 気温 降水量 黄色
・小名浜地区 気温 降水量 緑色
・西会津町地区 気温 降水量 青色
・着色作業をOHPにてたしかめる
ウ 夏の雨量、冬の雨量分布
夏3か月、冬3か月の雨量分布に着色する。 ・この分布図と、アの雨温図の雨量を比較する。
・着色作業をOHPにてたしかめる。エ いわき市から新潟市までの断面図
断面図に冬の風の方向矢印・区分・地名を記入する。