福島県教育センター所報ふくしま No.84(S62/1987.12) -031/038page
3.実験計画活動の一例
空中での落下速度を調べるグループでは、落下速度の空気抵抗の影響も同時に調べるため、落下物として、形は同じでも重量の異なるゴルフボールと卓球ボールを用意した。また、運動データを求めるのに、記録タイマーやストロボ写真等か考え出された。実験場所は、ストロボ写真を撮るため、暗室が選はれている。このように他のグループでも、それぞれについて実践活動が行われた。4.実際的データの測定作業
グループにより作業割り当てを決め、正確な測定値を得るため数回の測定を行わせた。必要とする数値の直接測定不可能なものについては、問接的に測定して必要なデータを求めていく方法がとられた。また、課題によっては、数日間にわたって測定したグルーブもあった。5.データの整理とまとめ
この教科では、実際的データを数理的にまとめることが重要なポイントとなっている。また、課題によって、まとめ方や結果の考察など、多様な方法が考えられるため、資料や文献等の調べやすい図書室を活動の場とし、これらの活動を通して、陥没要素へのアプローチを図った。