福島県教育センター所報ふくしま No.88(S63/1988.10) -024/038page

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5.研究の概要と考察

(1)研究の概要

  -1- 研究推進に関する意識調査(7月実施)

[調査1]校内研修にとり組む姿勢
意識 20代 30代 40代 50代 合計
ア 積極的にとり組んでいると思う 2 0 0 1 3人
イ 普通のとり組みだと思う 2 2 1 4 9人
ウ 消極的なとり組だと思う 0 0 0 2 2人

 

[調査2]研究課題についての意識
ア 常に意識していると思う 3 0 0 1 4人
イ ときどき意識している 1 2 1 4 8人
ウ 意識がうすい 0 0 0 0 2人

 

[調査3]研究主題を確かめるための授業の実践
ア 授業の中でよく確かめている 1 0 0 1 2人
イ ときどき確かめながら授業している 3 2 0 5 10人
ウ あまり確かめて授業をしていない 0 0 1 1 2人

 

[考察]

 今年度は,研究指定校の第2年次でもあるので,ある程度望ましい傾向にあるとは思われるが,各調査項目のウに2.3人(15…20%)が占めていることは,今後研究を進めていくうえでの課題解決の一つといえる。

 また,50代の年令層にイ,ウの過半が占められていることについては,年令的に教育機器の活用に抵抗があるにしても,今後授業研究や実技研修を通して課題に近づけていかなければならないと考えられる。

 また,研究主題や研究内容等についても,前年度末に十分討議されないまま次年度に移されがちなために意欲にとぼしい面も考えられる。

 -2- 研究組織及び運営に関する調査

[調査1]研究組織についての考え/caption>
意識 20代 30代 40代 50代 合計
ア 現在の組織で十分である 3 1 1 3 8人
イ 組織としてはだいたいよい 1 1 0 4 6人
ウ 改善の必要がある 0 0 0 0 0人

 

[調査2]研究協議会での発言の雰囲気/caption>
ア 全体会が話しやすい 0 0 0 1 1人
イ 学年ブロック会が発言しやすい 4 1 1 4 10人
ウ どの会も同じくらい 0 1 0 0 3人

 

[調査3]校内研修の運営方法/caption>
ア 運営会のしかたは今のままでよい 2 1 0 2 5人
イ 運営のしかたはだいたいよい 1 1 1 4 7人
ウ 改善の必要がある 1 0 0 1 2人

 

[調査4]研修時間の確保について/caption>
ア 現在の時間で十分だと思う 0 1 1 1 3人
イ 少し時間がたりないと思う 3 1 0 6 10人
ウ もっと時間があった方がよい 1 0 0 0 1人

 

=備考=

<ア> 研究組織

図 研究組織

<イ> 研修時間

・ 毎週,金曜日2時40分からの研修日

・ 毎週,火曜日の職員打合わせの後半の時間

・ ブロック会,研究部会は放課後随時

[考察]

 研究組織については,ほぼ現在のままで満足しているように受けとめられるが,反面推進者まかせというようにも受けとめられる。

 つまり,この組織をどう効率よく運用するかにかかってくる。

 次に,運営面については全体会より少人数の会合が発言しやすいことは当然であるが,むしろ何んでも話し合える雰囲気づくりが大切である。ただ,若い教師から「司会者は,あまり意見を出さないようにしてほしい。」


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