福島県教育センター所報ふくしま No.88(S63/1988.10) -025/038page

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というコメントがあり,若い教師を育てるという配慮がかえってマイナスにもなりかねないと思われる。

 研修時間の確保についてほ,過半の教師が不足を感じているが,時間の確保と同時に効率よい運営も配慮しなければならない。

-3- 授業研究に関する意識調査(自由記述)

[調査5]授業研究推進上の問題点と解決策

1.もっと研究主題にせまるよう協議会を焦点化する。
2.授業研究の視点(観点)を決め協議する。
3.観察分担を決め,きめ細かな授業研究をする。
4.授業研究のための時間の確保とむだのない協議をする。
5.外部から講師を招へいし授業研究をする。

(2) 研究結果と考察

 <1>  研修時間を効率よく運営するため,授業実の協同化,個別化を組み入れ同学年2人の授業を同日,同単元で行う。(時間場所は変える。)

   また,かつて研究された当教育センターの「2−1ー2方式の授業研究」をとり入れて授業研究を行い運営改善に努める。

  ア 全職員が授業研究を行うことを原則とし,教職経験を参考に指導実の立案,指導にあたる。

  イ 学年ブロック会を十分活用し授業研究を行う。事前,事後の協議会の司会や記録は,ブロック内の各研究班がそれぞれ受けもち分担する。

  ウ 授業研究の持ち方

 <2>  研究主題解決のための指導実の改善

  ア 「2−1−2方式の授業研究」の指導案の形式をとり入れる。

表

 「特に,指導過捏のどの段階に授業観察の視点をとり入れ,どう分担するかなど従来の指導案の一部を改善する。

  イ 観察の視点は各学年,各ブロックで分担し,資料を収集する。

  ウ 指導実の立案の協同化,個別化をはかる。

1.単元名…協 同

2.単元についての考え

  ・教材観…協同

  ・児童観…協同

  ・指導観…個別

3.単元の目標…協同

4.指導計画…協司

5.本時の主眼…個叫

6.指導過程…個別

エ 指導過程各欄の要旨

 ア 観 点 … 研究主題の解決策としての観点や本時の目標を要約して書く。

 イ 記 録 … [  ]は視点,(  )は本時の日標の評価を書く。

 ウ 評 価 … □は視点,○は本時の目標を5段階で評価する。

図

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