福島県教育センター所報ふくしま No.90(H01/1989.2) -016/038page

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 以上の事例からわかるように,児童生徒の抱えている問題に対して教師の熱意だけでは解決にならないことがあります。医学的な診断を受け,問題の根源をきちんと把握することは,医学的な治療の必要性がわかるだけでなく,学校での適切な対応を考えるうえでも必要です。一郎の場合のように,今,学校でも精神医学的な視点にたって指導を進めることが重要ではないでしょうか。

3.これだけはおぼえておこう!

 A先生が成功したのは,精神医学の知識に裏付けられた気づきと基本的な対応ができたことによるものです,そこで,児童思春期の精神医学上の主な問題行動の特徴と基本的な対応について上げてみます。

 なお,詳しくは,県教育センターで発行した「先生はカウンセラー」(生徒指導・教育相談指導資料3)をご参照ください。

表1

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