福島県教育センター所報ふくしま No.92(H01/1989.8) -034/038page
センターだよりお知らせと案内
新記座体系で研修始まる
福島県教育委員会の平成元年度県公立学校「教職員現職教育計画」に基づき,研修講座が現在順調に進められています。特に,初任研,経験者研は,中央講師,本県教育界の大先輩の講師をお迎えし,「今,学校教育や教師に求められるもの」の講話や研修が行われています。
受講の先生からは,教師としての基本的な考え方や具体的な生徒指導のあり方,演習,指導計画や指導案の立て方等,「すぐ指導に役立つ内容である。」と,好評を得ております。
基本研修講座は勿論,各専門研修講座もその内容が一層充実するよう,これからも努力して参りたいと思います。
情報棟にコンビュータ研修室増設県教育委員会の重点施策に基づき,情報化社会に対応して,児童生徒の発達段階に応じた情報処理教育の充実に努めることになり,県教育センターにおける各校種に応じた情報処理教育に係わる研修を拡充することになりました。
そのため,パソコン研修室2,講義室2を増設するとともに,情報処理設備の整備充実を進めることになりました。
建物の基本設計も終わり,9月から工事が開始される予定で現在その準備が進められています。3月迄には建物工事が終わり,その後,コンピュータ等の内部設備をし,平成2年度から研修講座で利用できるようになります。
教育界の動向
全国教育研究所連盟共同研究「個が生きる教育指導のあり方に関する実践的研究」の紹介
この研究主題のもと平成元年度より3年計画で全国教育研究所連盟の共同研究が進められます。
研究推進に当たっては
第1部会「個を生かす」教科指導のあり方
第2部会「個を生かす」教科外指導のあり方
第3部会「個を生かす」学校環境のあり方に関する研究ということで三部会に分かれます。
県内各校の現職研究主題をみますと,児童生徒一人ひとりに視点をあてたものが、ここ数年増えてきており,本県の研究動向にも合ったテーマでもあるといえます。
この第1回の研究集会が7月17日〜19日の3日間,岩手県で開催されました。当教育センターからも研究推進委員,司会,発表と研究の推進,運営に協力して参りました。
< b> 第2回の研究集会は、平成2年1月24日〜26日の3日間福島県自治会館(福島市)を会場に開かれる 予定になっています。
県内の先生方も参加できますので,都合をつけられて多数参加下さいますようお願いいたします。
教育センターからの出版案内 各学校において日常の指導や校内研修に直接役立つものを目的として,本年度末に次の本を出版する予定で,現在,その執筆編集に取り組んでおります。どうぞ御期待下さい。
○ 社会観察のてびき ……地域に見られる社会事象を具体的にどう観察し,どう学習を進めていっ たら良いか,観察の視点や事象の意味のとらえ方を中心にした本。
○ 校内研究のすすめ方 …主題研究の進め方を「研究主題の設定のしかた」「授業研究のあり方 」等11項目にわたり,その手順や内容を示した校内研究推進のハンド ブック。