福島県教育センター所報ふくしま No.96(H02/1990.8) -005/038page

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2. S-P表を活用した授業分析

(1)検証授業の実施
検証単元 6年 算数 「整数、少数、分数との計算」 事前テストの結果から、
1.(丸囲み)各クラスともに正答率の低かった問題
2.(丸囲み)各クラスごとの正答率の低かった問題及び児童
3.(丸囲み)注意係数の高い児童を確認し、あらかじめ指導の工夫や定着のための方策を探るようにする。
事前テストの結果は以下の通りであるがA、Dにくらべ、B、Cの正答率が低いことがわかる。

(事前テストの正答率)
クラス A B C D 平均
正答率 86.1 78.9 80.0 83.2 82.1

各検証授業は、算数主任が中心となり略案を作成し、指導の結果から修正改善を加え、学年の他の担任が実施する。毎時の形成的評価のテスト問題は単元開始前に作成しておく。
授業は、D、A、B、Cの順に実施する。検証授業1〜6を実施し各授業で正答率の低かった内容について確認し、その指導についての反省と改善の方策を検証しながら次の学級の指導に生かすようにする。特に、新採用教員については学年主任が留意して指導するようにした。
Cクラスの第3時と第4時の結果について以下に示す。

(S-P表1) (S-P表2)

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