福島県教育センター所報ふくしま No.96(H02/1990.8) -014/038page
制御システムの目的は、制御対象であるモーターを動かす量や回転の方向の命令をインターフェースを通じて、被制御部に出力することにある。しかも、こんなふうに動かしたいという生徒の発想を生かしたプログラムが簡単に作成できることが大切である。
LOGOというコンピュータ言語は、制御するためのモーターの回転数や方向を簡単にプログラムすることができる。また、このプログラムの作成の仕方は、制御学習以前に行っているプログラミング学習をそのまま生かすことができる。
図ー3に、LOGOによる制御プログラムの作成の概略を示す。
4.LOGOを取り入れた「情報基礎」の指導計画(試案)・・・資料1プログラミングの学習と制御の学習の関連を図るために、LOGOを取り入れた情報基礎の指導計画(試案)を作成した。
おわりに「情報基礎」は、平成5年度から実施されるが、「情報基礎」の授業をどう組織していったらよいのか、わからないという声もよく聞く。指導者の養成とともに「情報基礎」の具体的な指導内容に関する基礎研究が今後一層重要になってくると思われる。
30時間程度の限られた時数の中で「情報基礎」の指導内容は、多岐にわたっている。