福島県教育センター所報ふくしま No.96(H02/1990.8) -020/038page

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センターだより

学習指導部の紹介

学 習 指 導 部

 今回は、当センター学習指導部の日常業務をアラカルト風に紹介します。
 我が部は、今年4月に着任した佐藤部長を中心に、男ばかりの14名の所帯です。部長はキャラクター豊かで微妙なバランス感覚を持ち合わせ、仕事を愛する純朴な集団です。研修班と研究班があり、双方とも業務の日程表に追われて仕事をしています。
 研修班は主として、県の「教職員現職教育計画」に基づいた80余りの各種講座運営の準備と庶務に当り、研究班は「基礎・基本の定着と個性の伸長」(4年次)に関するプロジェクト研究をすすめています。次に、学習指導部のもう一方の顔を紹介します。
 私どもには、研究機関として本来すすめるべき基本的な仕事があります。センターを挙げて取り組んでいる研究や全国教育研究所連盟との連携による研究もあります。また、教育に関する情報や資料の照会、研究相談や助言の要請等も多く、対応に追われます。個人研究は、それらの合間を縫って行っています。自分の担当の講座が入りますと資料を整え、教科等の専門性を生かした先生方のお手伝いをします。そのため、学習指導法や、教材の研究はおろそかにできません。おのずと、これらの研究や準備はアフターファイブ、組織的に動く仕事は勤務時間内にと、本来が転倒しないように心がけています。
 さて、研修班の準備関係の業務ですが、講座日程の割り付は12月から始まり、年度末まで外部講師や研修者の推進依頼の下準備、本庁各課や教育事務所等との連絡調整を図り、次年度の計画が完了します。新年度に入ると、受講者決定の通知や講座要項の送付等で、猫の手も借りたいほどの忙しさとなります。
研修班の発送作業

 研修班では先述のテーマに基づき、本年度は小学校の算数と道徳について実践研究をすすめています。これまで、文献研究とともに研究計画、学習指導計画等を練り上げ、1学期の検証授業を実施しました。2学期にも検証授業を行い、研究主題との関連から児童の変容を見て行きます。そして、分析と考察を加え、紀要としてまとめます。
 おおまかな紹介となりましたが、当部の面方をご想像いただけましたでしょうか。


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