福島県教育センター所報ふくしま No.97(H02/1990.11) -030/038page
(2)各部の活動のようす
「現代化をめざして」学校経営部
教育センター学校経営部は、経営研究係と教育研究係の二つの係から成り立っています。スタッフは7名で、学校経営に関する研修、研究、サービスの業務に従事しています。主な業務内容について概略を紹介します。
1. 研修について学校経営部が担当する研修講座は、「学校経営1(A)・(B)講座」 「教育研究法講座」 「教育工学講座」です。
「学校経営(A)講座」では、県内小・中・高校の教頭先生を対象に、「学校経営(B)講座」は教務主任、研修主任、学年主任の先生方を対象とし、受講される先生方は、当面する学校課題に焦点を絞り、研究主題を設定して、実践研究を進めています。この講座を運営するにあたっては、次長・各部の部長等の幹部職員が直接助言・指導にあたっています。生涯学習がさけばれる中、また、新学習指導要領の完全実施を目前に控え、学校教育に寄せる期待も大きく、これに応えるべく学校経営の改善をより一層進めていく必要があります。
次に、「教育研究法講座」ですが、県内各地で活躍されている36名の先生方が、年3回にわたって「自校の課題にあった主題を設定しての研究」を続けています。
この講座は、現在の教育センターが設置される前の昭和40年代ころに実施されていた「地域研修指導者養成講座」の考えを継承しているものです。
現在、教育センターの教科担当の所員を中心に、全所員をあげて、この講座の運営等にあたっています。
「教育工学講座」では、小学校(1次・共通)中学校(1次・共通)高校(共通)の5回の講座を実施しています。これまでも社会の変化に対応した各種のメディァの授業への活用を中心とした研修を実施してきましたが、最近では、情報化への対応を図るため、コンピューターの活用を中心とした内容を多くとり入れています。
研修内容は、教育工学についての理論および授業の最適化のための目標分析、授業設計、さらに、VTR、コンピュータ等の教育利用をめざした操作実習、教材作成・活用法等になっています。
情報化社会の進展に伴い、新しい機器の