福島県教育センター所報ふくしま No.99(H03/1991.6) -004/038page

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所員個人研究―(小・中学校 体育・保健体育)


陸上競技における情意面の評価の工夫


―学習カードの記入を通して―


  

 学習指導部   高 羽 博 樹


1.はじめに
 学校教育において、生涯学習・スポーツにつながる「個に応じた指導」が大きな柱として取り上げられている今日、特に保健体育科としては、生活の一部としての体育・スポーツ活動に十分対処できる体力、精神力の育成に努めなければならない。しかし、生涯教育・スポーツに結びつくように展開される毎日の授業の中で、学習に対する意欲を持てないで悩んでいる児童生徒のいることを考慮し、これからの学校体育では、「技能や記録の向上」をねらいとするのと同レベルで「情意面の変容」を取り上げ、児童生徒の生涯にわたる健康で明るく豊かな生活の基礎を養うことが大切である。
 本研究は3年計画で最終的には陸上競技の単元に限定して進める予定であるが、第一年次の今年は、「情意面の評価」の現状を把握するため、学習カードに関するアンケート調査を行うことにした。


2.「学習カード」アンケート調査の集計
  (1) 対象者 本県小・中学校体育・保健体育担当教員
  (2) 回答者 149名
  (3) 集計結果

1 年齢別学習カードの使用状況・2 学年別使用状況

3 単元別使用状況


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