福島県教育センター所報ふくしま No.99(H03/1991.6) -011/038page
(2) 検証と考察
1. 検証の視点
ァ. 児童一人一人の中で学習内容がどのように構造化されているかを、事前と事後のイメージマップの比較でとらえる。
ィ. イメージマップではとらえきれない児童の情意面での変容については、児童の学習に対する感想などでとらえる。
ゥ. 自作ソフトの有効性については、観察データの正確さでとらえる。
2. 諸調査の結果と考察
ァ. イメージマップからの変容の分析と考察
ィ. 児童Aのイメージマップは、図1、図2のとおりである。この児童の特徴は、学習前は、表面的な連想であったのに対し、学習後は、総語数が8から26に増加し、イメージが大きく広がり、それぞれの語も関連を持って把握されるようになっている。
全体的傾向については、表1に示した。