福島県教育センター所報ふくしま No.99(H03/1991.6) -022/038page

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めていく「目」を育てた。
イ. 議題ポストを設置し、生活の中で気づいた問題を進んで提案させるようにした。
ウ. 議題処理カードを利用して、観点別に議題を吟味することによって、より適切な議題を選べるようにした。
エ. サンキューカードを利用し、取り上げられなかった議題にも配慮した。
議題選びと処理カード、サンキューカード
4. 計画委員会の養成に努める。
ア. 週の活動サイクルを決め、計画的に運営できるようにした。また、計画委員は輪番制とし、全員が経験して活動の場がふえるようにした。
イ. 話し合い活動では、できるだけ児童に任せるようにするための事前の計画委員会の指導援助を重視した。特に話し合いの柱立ては、児童の実態に合わせて無理のないように絞るようにした。
ウ. 話し合いの見通しを立て、予想される事柄についての準備や資料の作成をするよう助言した。
曜日 活動内容
話し合いの準備
話し合い(5校時)、反省
議題の整理
議題候補案の決定
議題候補案の発表
議題の決定
実施計画案の作成
実施計画案の発表
(話し合いの予告)

5. 実践化の意欲づけをする。
ア. 「先生の話」の中で、賞賛や励まし、実践化への助言を行った。
イ. 児童の発想や創意を十分尊重するとともに、時間や場をできるだけ確保した。

活動計画例(6年)

おわりに
 自分たちで話し合って決めたことは、自分たちの力で工夫して実践しようという意欲がみられるようになってきた。集会活動、係活動、委員会活動も活発になり、楽しさも分かってきた。消極的な児童も自分の役割を進んで果たそうという態度が芽ばえてきた。また、自分たちで計画を立て、実践できるようになり、その中で互いのよさも理解し、役割を経験することにより「自分にもできるんだ。」という自信がすこしずつついてきている。


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