福島県教育センター所報ふくしま No.101(H03/1991.11) -020/038page

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教育図書・資料紹介
生徒指導・教育相談関係図書の紹介

教 育 相 談 部

はじめに
 「登校拒否」「学習障害(LD)」など,多様な問題行動に適切に対応するためには,これらの事実を適切に把握・理解しておくことが重要なポイントになります。
 教育相談部では,「学校カウンセラー講座」「生徒指導講座」の折りには,生徒指導・教育相談に関する図書を受講生に紹介してまいりました。
 今回は,これらの中から,特に近年の児童生徒に対応する上で参考になると思われる図書のいくつかを紹介いたします。ぜひご一読ください。


「生徒指導資料集」 [文部省]
 この資料集は,現在22集まで出版され,生徒指導の基本的な考え方,問題行動への対応,生徒理解,教育相談の進め方など,様々な角度からまとめられたシリーズです。先日,執筆者の一人である筑波大学名誉教授の山内喜久雄先生を講師としてお招きした際,「読者の大半が教師であるのいうことから,学校で役立つものを目指して苦労しました」というお話を聞いております。
「カウンセリングの理論」「カウンセリングの技法」 国分康孝[誠信書房]
 カウンセリングの理論や技法について基本的なことから学習したいという方にお薦めします。「理論」は,精神分析・来談者中心療法・行動療法など,主要な理論についてわかりやすくまとめられています。また,「技法」は,カウンセリングを進めるに当たっての基本的な考え方・具本的な手法について詳述されています。
「小児のメディカル・ケア・シリーズ」 [医歯薬出版](現在まで32集)
 自閉症,学習障害(LD)などの精神医学の知識も,教師にとっては避けて通ることができないものとなっています。「小児」というタイトルがついていますが,青年期まで十分に参考になるものです。
「担任が行う 生徒指導・教育相談(小・中別編)」 金子 保[日本文化科学社]
担任として必要な理論及び方法について詳細に解説されているものです。
最後に,本教育センターの 「先生はカウンセラー」 をぜひお読みください。
 お問い合わせ等は、遠慮なく教育相談部宛に申し付けください。
挿絵


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