福島県教育センター所報ふくしま No.104(H04/1992.8) -022/038page

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音声プロセッサ構成図

(1) 五十音の音声データ
 マイクとA/Dコンバータを使用して,あらかじめ五十音の音声データを準備する。
 マイクからの音声アナログ信号をA/Dコンバータでデジタル信号に変換し,メインメモリに書き込む。次に,この記憶された内容をバイナリ形式のランダムファイルに変換し,五十音の音声データとしてディスクに保存する(参照図III)。

五十音音声データ準備

 A/Dコンバータを制御してメインメモリに書き込む操作は,機械語によって行う。五十音の音声データに関する操作は,BASIC言語による。

(2) 音声データの出力
 キーボードから入力された文字列により,五十音の音声データの中から,出力する音声データのみをメインメモリに順次書き込む。次に,この記憶された内容をD/Aコンバータでアナログ音声信号に変換し,スピーカーから出力する(参照図IV)。

音声データの出力

 音声データをシーケンシャルファイルに落としていたときは音声出力に3分ほど時間を必要としたが,ランダムファイルにすると約3秒に短縮できた。D/Aコンバータを制御して音声を出力させる操作は,機械語によって行う。バイナリ形式のランダファイルからメインメモリに書き込む操作、は,BASIC言語による。

(3) インターフェイスの初期設定
 今回は,3つのポートを備えているインターフェイスボードを使用した。そのうちのAポートは出力方向とし,D/Aコンバータにスピーカーを接続して音声を出力させる。Bポートは入力方向とし,A/Dコンバータにマイク接続して音声データを入力する。Cポートは入出力の双方向とし,A/Dコンバータのコントローラとする


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