福島県教育センター所報ふくしま No.104(H04/1992.8) -027/038page

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生徒指導・教育相談実践講座

 あ な た も カ ウ ン セ ラ ー 

-不登校児童生徒への指導援助-

教育相談部   荒 晶子・國分 敏昭・飯島 裕人

103号 学業不振から不登校となった生徒への指導援助
104号 遊び・非行から不登校となった生徒への指導援助
105号 無気力傾向から不登校となった生徒への指導援助
106号 母子分離不安から不登校となった生徒への指導援助

 平成3年度文部省の学校基本調査(表1)によると,当該年度一年間に「学校ぎらい」を理由にして50日以上欠席した児童生徒の数は,小学校8千人,中学校4万人,合計4万8千人となっています。児童生徒が,減少傾向にある中で年々その数は増加し,昭和41年度の調査結果以来最多となっています。特に,中学校については,昭和53年度を境に急増し,小学校も増加傾向にあります。また,不登校のタイプを小・中学校別に分類すると,その割合は(表2)の通りです。

表1 登校拒否児童生徒数の推移
表2 タイプ別分類

 小・中学校ともに,タイプ別分類では「無気力型」が大きな割合を占めていますが,中学校になると, 遊び・非行型 いうタイプが急増します。そこで,本号では,遊び・非行から不登校になった生徒の事例を紹介します。


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