福島県教育センター所報ふくしま No.108(H05/1993.8) -011/038page
6. 導入問題の工夫
導入問題として,表1のように8種類の案を考えました。
それから,それぞれの導入問題を比較・検討しました。検討の視点は,
○ 学習意欲を高められるか
○ 児童の「表出」を生かせるか
○ 単元全体の学習内容が見通せるか
の3点です。その結果は表1の右側に示した通りです。また,児童の実態から,等積変形については前提調整学習が必要であると考え,案6(操作的活動)と案4(不完全な問題)を組み合わせて導入の授業とすることにしましたo
7. 授業の実際
(1)本時は,「長方形でいろいろな形を作ろう」という発問から入りました。長方形を1本の直線で切り,組み合わせていろいろな形を作るように指示しました。
(まず,4人の児童が発表)
(2)できた形から次々に黒板にはりました。