福島県教育センター所報ふくしま No.109(H05/1993.11) -015/038page

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〔教育図書・資料紹介〕

−情 報 教 育 関 係 図 書 の 紹 介−

科 学 技 術 教 育 部


−新鮮な情報を収集するために−

情報教育の一環として,学校教育でのコンピュータの本格的活用が始まり,先生方の関心も高まりつつあるところです。このような状況にあると,コンピュータ関連の新しい知識が欲しくなり,その情報を雑誌などに求めることが多いものです。しかし,店頭には数多くの雑誌が並び,初めて購読される方はどれを選べば良いのか迷ってしまいます。
その点で,隔週で発売されている「ASAhiパソコン」(朝日新聞社)は,新鮮な情報を分かりやすい内容で提供し,その時期の話題が適切に特集記事として組まれているので,興味深く読むことができる一冊でしょう。

−コンピュ−タ健康障害について知ることも大切−

頭痛,関節痛,耳なり,眼精疲労,視力低下,微細外傷および反復性ストレス障害と,すべてこれらはコンピュータ関連の健康障害です。
「脱・コンピューターストレス」(アスキー出版)は,このような健康障害を社会問題としてとらえ,予防の環境作りという観点から言及しております。障害のメカニズムを知り,将来情報化社会に生きる児童生徒に伝えることは,情報教育に携わる者として必須であり責任でもあるでしょう。
ちなみに,コンピュータ操作に疲れた方,本書では次のように述べていますので試してみてください。予防のちょっとした工夫だそうです。

効果のほどはいかがでしょうか。

−自作ソフト志向の方に−

BASIC言語のリファレンス・マニュアルは,分厚くとっつき難いものです。
その点で,「PC−9801シリーズBASIC用語・用例辞典」(成美出版)は,命令や関数が機能別に配列され,すべてにミニサンプルプログラムが掲載されています。これらサンプルは,入力が簡単で実用性の高いものであり,BASICがもつ機能を容易に理解できるよう工夫されています。自作ソフトを志向している方には,良い手引き書になると思います。
また,大きさが文庫本サイズなのでどこへでも持参できます。ちょっとした待ち時間に,ポケットから引っ張り出す「暇つぶし本」としても利用できるでしょう。


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