福島県教育センター所報ふくしま No.109(H05/1993.11) -030/038page

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研修者研究報告(学校経営A講座)

校内研修の質的充実をめざす組繊・運営の改善

南会津郡南郷村立南郷中学校長 玉 川 孫 一
(前南会津郡田島町立桧沢中学校教頭)



1.研究の趣旨

本校では,重点目標の一つとして「健康な体をつくり,自主的意欲的に学習し力のある生徒を育成する」をかかげ,努力している。平成3年度には「自主的な学習態度の育成を図る指導法のあり方」を校内研修の主題とし,副主題「小規模校の特性を生かし,基礎・基本の定着を図るための個別指導のあり方」を設定して,研究実践に取り組んできた。
しかし,行事や部活動等にエネルギーが注がれ,研修が計画通り推進できなかったりして,形式的な研修になりがちであった。そして,咋年度の研修の反省点として,次のようなことが挙げられた。

(1) 一人一人の取り組みや分担を明確にする研修組織・運営ができなかった。
(2) 何をどうすればよいかという研修の内容や方法が不明確で,見通しがつけにくかった。
(3) 相互授業参観や授業研究の機会が少なく,お互いの授業の質的改善に深まりが足りなかった。
(4) 校内研修を計画的に進めたり,時間を確保したりするという研修への教頭としての配慮が足りなかった。

このようなことから,校内研修の組織や運営のあり方を検討し改善していくことによって,校内研修をより充実したものにしていきたいと考え,この主題を設定した。

2.研究の見通し

校内研修を推進する上で,研修の内容や方法を明確にし,組織的に研修ができる体制を整えれば,一人一人の研修への意識が高まり,研修の質的充実を図ることができるであろう。

3.研究の方法と対象

4.研究推進計画

5.研究の概要と考察


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