福島県教育センター所報ふくしま No.109(H05/1993.11) -031/038page

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連を明確にさせるために,研究実践計画を作成した。

資料1 平成4年度 研 究 実 践 計 画
学校行事等 全体研究協議会 各教科の実践 生徒指導等 その他
入学式・始業式 研究主題と研究計画の討議 実践内容の設定と計画立案)
生徒会総会 保健体育授業実践(体操)
遠足・学校訪問 研究協議会 社会科,音楽科
知能テスト (各教科の実践計画) 授業計画
緑の集い・中体連大会 研究協議会 保健体育・数学・理科授業 生徒理解協議 野外研修(駒止湿原)
期末テスト (教育評価=通知票) 提供,研究協議 初任者研修授業提供
保護者会 研究協議会 一学期授業実践のまとめ 野外研修
終業式 (一学期の反省)
始業式 研究協議会
校内水泳大会
修学旅行・体験学習 研究協議会 社会科授業研究
駅伝大会
10 中体連新人大会 研究協議会 道徳授業研究 生徒会活動 道徳教育実践講座協力
合唱コンクール等
11 文化祭 研究協議会 数学科授業研究 教育相談 写真展(文化祭)
期末テスト 校内研修アンケート等
12 三者相談・校内球技大会 研究協議会 2学期研究実践のまとめ
終業式 (研究のまとめと反省)

<考察>

1. 研究の実践内容に見通しがつき,教職員一人一人の取り組みや分担が明らかになり,計画的に研究が進められるようになった。

2. 研究推進委員会に各学年の学級担任を加えたことによって,道徳の時間の指導などにおいて,共通実践が図れるようになり,校内研修の学年間の連携がより深められた。

3. 定期的な研究協議の時間は確保することができたが,それ以外の時間の設定については,教職員個々の自主的な運営に負うところが多かった。

(2)授業研究についての援助指導

1.授業実践課題の明確化
教職員一人一人が授業の実践課題を設定し,実践の明確化を図った。

資料2 平成4年度 現職教育・教科実践課題
教科名 保健体育科 氏名 斎藤雅美
実践目標(研究テーマとのかかわりで)
○個を生かす指導過程のくふう ○生徒指導の機能を生かした授業のくふう
実践の具体的内容
(1)基礎・基本をどうとらえて実践し,その定着を図るか。
○指導書に示されている目標・内容の一つ一つを基礎・基本として,課題解決学習やめあて学習を通して,その定着を図りたい。
(2)小規模校の特性を生かした個別指導を,どのように取り入れ,自主的学習の育成を図るか。
○生徒の実態把握(レディネス,興味・関心)→個に応じた具体的なねらい,目標の設定→個人学習・グループ学習(ねらい・目標にせまる,教え合う個別指導をする。→まとめ,自己評価
○学習カードを活用する。・達成度,相互評価・情意面の評価
(3)学習の仕方や方法・手順をどのように理解させ,基本的な学習習慣の定着を図るか。
○領域,種目に応じて学習のパターン化を図り,基本的な学習訓練を徹底させながら,個人学習・グループ学習ができるようにする。
(4)研究テーマにせまる指導過程や指導方法を,どのようにくふうし実践していくか。
○指導過程については,(2)の流れのとおり。
○生徒指導の3つの機能を生かす場を意図的に設ける。

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