福島県教育センター所報ふくしま No.109(H05/1993.11) -032/038page

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2. 授業研究の推進
授業目標(研究テーマ)を達成する手立てが有効であったかを生徒の学習活動の状況などによって確かめあうことをねらいとして,研究実践計画に基づいて,授業研究を行った。

3. 授業研究会のもち方の工夫
授業研究に当たっては,授業参観の観点を設定し,役割分担をして授業参観に臨むよう配慮した。

資料3 授業研究事後研究会

く考察>

1. 学習目標・内容の分析→身近な教材の発掘→学習手順の明確化→生徒個々を生かした学習活動(個別指導)→考察・まとめというように,授業の構成に工夫が見られるようになってきている。

2. 生徒相互のかかわりあいのさせ方に意を配り,生徒の多様な思考・表現などをさせる場や時間を設定するなど,理解を深めるための工夫が見られるようになってきている。

3. 事後研究会において,参観者全員が授業について発言するようになり授業研究に対する意識が高まってきている。

(3)研究のまとめと考察
校内研修に関する職員のアンケート調査結果は,次のようであった。

職員アンケート

この結果などから考察すると,次のようなことが明らかになってきた。

1. 研究実践計画の作成など,研修の内容や方法を明確にするために行った手立ては,校内研修を計画的に進める上で非常に役立ったと考える。

2. 研究推進委員会の構成や研修時間の確保のための工夫などにより,協議の場や機会が多くなり.研究実践に対する共通理解を深めることができた。更に,研究主題に迫る実践研究を行おうとする意識が高まってきたと考える。

5.今後の課題

○ 校内研修の充実は教職員一人一人の研究意欲にかかっている。教頭自らが研修を深め,教職員個々の研究意欲をより高め,持続するように援助指導していけるように努めていきたい。


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