福島県教育センター所報ふくしま No.111(H06/1994.6) -029/038page

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4.意識調査の結果

≪質問紙による選択肢法−36名の結果から≫

(1) 今までの学習でおもしろかった領域は何ですか。

(数値は%以下同じ)
男子 女子 男女合計
ゲーム 26 22 24
基本の運動 3 22 13
器械運動 3 9 6
陸上運動 11 11 11
ボール運動 51 25 38
水 泳 6 11 8
表現運動 0 0 0
体 操 0 0 0

男子においては,ボール運動が圧倒的に多い。女子においてもボール運動は多く,ゲームと基本運動がそれに続く。体操について見ると,楽しかったと答えた児童は一人もおらず,表現運動とともに人気がない。

(2) 体育の学習で行う体操と聞いて思い浮かぷ体操は何ですか。

男子 女子 男女合計
ラジオ体操 32 25 28
柔軟体操 29 22 25
筋力を高める体操 14 14 14
リズム体操 6 16 12
持久力を高める体操 10 9 9
調整力を高める体操 3 9 6
なわとび 6 5 6

男女共に,ラジオ体操と柔軟体操が多く,合わせると全体の半数を越える。これは,2つの体操が準備運動や補強運動にとり入れ易いことがあるのと,体操がパターン化されているために,実施する場面が多いことがあるだろう。この結果は6年生児童における一般的な傾向と推測される。

(3) 自分の体力についてどう思っていますか。

男子 女子 男女合計
体力がある 53 33 43
体力がない 47 67 57

男子は,体力があると体力がないの割合がおよそ半々であるが,女子は3分の2の児童が自分は体力がないと答えている。体力がないと答えた理由で特に多いのは,速く走る力と長く運動を続けられる力であり,日頃の体育学習の中で強く感じているものと推測できる。

一方,体力があると答えた理由の一番多いものは男女共に持久力である。

(4) 自分の体力を高めるための体操は何ですか。

男子 女子 男女合計
持久力を高める体操 35 44 40
筋力を高める体操 35 16 20
なわとび 12 11 11
リズム体操 6 17 11
調整力を高める体操 0 16 9
柔軟体操 12 6 9

これは(3)の結果と深く係わっており,持久力と筋力が多い。なわとびが多いのは持久力と調整力の両方を高めたい気持ちが感じられる。


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