福島県教育センター所報ふくしま No.114(H07/1995.3) -017/038page
IV 英語
中学生になり,初めて習う教科・英語に生徒たちは,かなりの期待を抱いているように思われる。未知の「外国語の世界」と国際化社会への憧れをそれぞれに感じ取っているように考えられる。
楽しいけど分かりにくい
「教科イメージ」は,下のグラフの通りである。
3年生で,英語を好さな生徒は40%
学年が上がるごとに,英語に対する肯定的な回答は,減少する。1年生のとき60%以上いた英語の好きな生徒が.3年生では40%にまで減少する。
英語を好きになるのは1年1学期
「英語を好きになった時期」として最も多いのは,1年1学期で,全体の半数を占める。
英語を好きになった時期 一方,「嫌いになった時期」としても,1年生の1,2学期という答えが多く,英語学習では,教科との最初の出会いが非常に大きな影響を持っていることが分かる。
英語を好さになった理由
「英語を好きになった理由」として多いものは,「授業の内容が良く分かる」「良い成績がとれる」「英語の勉強が楽しい」などである。
英語を好きになった理由 一方,嫌いな理由としては,「分からない」「成績がとれない」「授業が楽しくない」という答えが多く,同じ要因が好きにも嫌いにもさせていることが分かる。