福島県教育センター所報ふくしま No.114(H07/1995.3) -018/038page

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英語の授業で楽しいのは・・・

 「英語の授業で楽しい学習」として比較的多かった答えは,「ALTの先生が来るとき」「先生やテープの英語を聴くとき(成績下位に多い)」「先生や友達と英語を話すとき(成績上位に多い)」などである。

英語の授業で楽しい学習
英語の授業で楽しい学習

テストで苦手なもの

 「テストで苦手なもの」として,「単語の発音やアクセント」「英作文」などが挙げられている。
 言語の構造が異なっている以上,単語の発音やアクセントに抵抗感が強く,学年に共通して英作文が苦手なのも,やむをえないことであろう。
 3年生では,「長文」に対する苦手意識が強くなっている。

テストで苦手なもの
テストで苦手なもの

英語らしい発音は恥ずかしい

 「発音」「アクセント」に対する苦手意識は,日常生活における英語の現実感の乏しさからきている。下のグラフに見るように,人前で英語を使うとき「緊張し」「恥ずかしい」と思う生徒が大半である。

学習するときの気持ち
学習するときの気持ち

英語を学ぷ理由

 「英語を学習する理由」として,英語の実際的な有用性や必要性に対する自覚が高い。「将来,外国に行きたいから」という理由が学年が上がるにつれて減少し,逆に「受験があるから」が増加する。

英語を学習する理由
英語を学習する理由

 英語に対する好き嫌いや学年を問わず,ほとんどの生徒が「英語の力をつけたい」と願っていることを付け加えたい。「楽しく,おもしろい授業」への期待感も高い。「英語が苦手で嫌い」な生徒はど,そう願っているのではないだろうか。


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