福島県教育センター所報ふくしま No.116(H07/1995.11) -009/042page
(2)授業の中での意識
わかるまでがばろうとしている
わかるまでがんばろうとした(4〜6年)
わかるまでがんばろうとする児童は,「なんど もあった」「ときどきあった」を合わせて,80.4 %になる。
これを国語の成績との相関で見てみる。
わかるまでがんばろうとした(4〜6年)
上位児・中位児とも80%を越えている。しかし, 下位児は51.3%と低い。下位児がねばり強く学 習していくよう,指導に当たっていかなければな らない。
では,教師とのかかわりではどうであろうか。
ほめられたことがないと感じている児童がいる。
先生にほめられた(4〜6年)
先生からほめられたとする児童は44.4%であ り,半数を割っている。また,「なかった」とす る児童が15.6%となっている。(グラフにはあ げていないが,国語の成績との相関で見ると,下 位児が19.2%と最も多い。)
ほめられたことがなかったと感じている児童が多いことは.今後,指導面で配慮が必要となる点である。
(3)授業の中での行動
自信がなくて発表できない
話し合いのとき発表や質問をする(4〜6年)
発表したり質問したりしていないのはなぜ
発表や質問をしていない児童は,「ない」「あまりない」を合わせて,52.1%であり,半数を越えている。「ない」「あまりない」の児童に,そのわけを聞いた結果がその下のグラフである。「間違えるかもしれないから」が最も多く,66.3%に上っている。(グラフにはあげていないが,上位児・中位児・下位児とも,「間違えるかもしれないから」が最も多い。)
ところで,ここで「国語の授業中,友だちの考えを知って自分の考えが変わった」のグラフを見てみる。