福島県教育センター所報ふくしま No.116(H07/1995.11) -032/042page
〇 「ノート作り」の約束
- 課題
- (課題に対する)自分の考え
- 実験計画
- 実験結果
- 分かったこと
- 友達の考えを聞いて
- 先生から教えてもらったこと
1単位時 間の問題解決活動を順次ノートの項目にプロットし,各項目を意識的に使う。
〇 「問題解決の木」と「ノート作り」の関係
「問題解決の木」は学級全体の学習の指標にはなるが,学習内容を十分に深化させることは期待できない。そこで児童一人一人の学習を保障し,支えるものとしての「ノート作り」が必要不可欠になってくる。
III 研究計画 (略)
IV 研究の実際と考察
1 検証授業計画
(1)単元名 おもりのはたらき
(2)単元の目標 (略)
(3)指導計画 (総時数12時間)
(4)検証授業案 (略)
次 時 本時の目標(ねらい) 評価の視点<具体的評価基準>・省略 仮説とのかかわり・後述 ターザンごっこ 2 ○遊びを通してふりこのゆれ方について問題を見つけることができる。 ○前時に続き、学習計画を立てることができる。 1・ふりこの周期 1本時 ○ふりこの周囲は,おもりの重さには無関係であることを実験によって導きだすことができる。 1 ○同上:振れ幅との関係 1 ○同上:糸の長さとの関係 交通事故 1 ○車の衝突事故から運動している物のぶつかる力に関係するものを予想し,学習計画を立てることができる。 (以下、省略) 2.指導の概要と考察
〇 「問題解決の木」の活用
a.学習計画を立てる場において
- 体育館の登り綱を使って「ターザンごっこ」と称して全員で自由に遊ばせた後,「なるべく長い時間をかけて往復しよう大会」を企画し,各男女ペアごとに作戦を立てさせた。
- その作戦どおりに実際にゲームをやり, 一応勝負らしきものがついたものの,不満に近いものが残り,改めてゲーム自体の問題点をみんなで洗い出すことにした。
- どんな条件の違いが原因でゲームの勝敗に影響が出たのか,考えられることをノー トに簡条書きで書き出させた。
- ア.ロープの良さがどれもちがう。
- イ.乗る人の体重がちがう。
- ウ.ロープを思いっ切り引っ張って放したときと,ちょっとしか引かないで放したときとではちがう。
- エ.スタートの「ドン」がそろっていない。