1 学級活動の時間
担任は「信頼関係」を深めるゲーム(実習)を購入した本から探し出し、早速学級活動の時間に実施することにした。
《学級活動の時間配分》
○ 本時の説明とウォーミングアップ
(『方向あて』)……………………10分
○ 『目隠しジョギング』……………30分
○ 本時のまとめ(振り返り)………10分
※ 場所は広さが必要なため体育館を使用
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『方向あて』
一人は南に向いて目隠しをし、もう一人がその人を左(右)にぐるぐる回して、止まったところで今向いている方向を当てさせる。(2人1組で、各自右回しと左回しを1回ずつ行う)
回す人は回される人の不安や安全を考えて、ふざけて行わないように配慮される。
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『目隠しジョギング』の概要
(1)グループ(男女混合で2グループ)だ円形をつくる。一人が円の中央に立ち、たどりつく相手を指名する。タオルで目隠しをし,その場でぐるぐる回る。
次にゆっくりまたは早足で円内を歩き、周囲の者に方向を修正してもらいながら目標人物にたどり着く。(人数によって間隔は加減する)
(2) 次々に代わって全員が行う。(順番は出席番号順、指名された者が次に行うなど、事前に自分たちで決めておく)
(3) 終了後、2人1組になり一方が目隠しをし、目隠しをしていない人に手を引いてもらい体育館内を3分間歩く。(交換し、相互に行う)
(4) 目隠しされたときの気持ち、目隠しをした人を援助したときの気持ちを、まず個人で、次にペアで振り返る。
(5) 最後に、全体で振り返る。
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2 学級活動の様子
《目隠しジョギングの場面》
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ヒデオ:タケシ、右、右。
タケシ:本当に右?(足が動かない)
ハルオ:大丈夫!僕を信じなさい。
一 同:(爆笑)
タケシ:わかった!(そろそろ歩き出す)
カズコ:あと、5メートルよ。
タケシ:(少し早足になる。)
マナブ:やったね。(タケシの手をとる)
タケシ:(ほっとした様子で、目隠しをはずし輪にもどる)
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