福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.119(H08/1996.11) -022/042page

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子どもの写真  この相反する二人の描写を本単元の優れた表現として取り上げ、検証授業2の表現活動へと関連指導を展開した。

【検証2】(12・13/14)
 (1)ねらい
 考え方の違う二人の人物を作り、想像して物語を書くことができる。
 (2)授業仮説
 自分が創作する物語の学習において、教材文で学んだ表現方法(対比描写)の効果を理解し、その技法を自分の文章に取り入れる活動をすれば、表現の意欲が持続し、豊かな表現に役立つであろう。
 (3)実践の概要
読み取りの学習を自分の表現に生かすということで、ここでは物語作りの活動を展開した。物語作りは既習の経験(宝物をさがしに)が生かされ、人物の対比を表現するのに適していると考えたからである。
 まず、物語の大まかな展開と主人公となる対照的な二人の人物のイメージをイラストで描かせた。次に教材文の表現を参考にしながら実際に文章で表す活動に入った。読み手の興味を誘う対比表現を取り入れるというめあてを児童は工夫しながら取り組んでいた。
 次の作文は、児童の創作した物語の書き出しである。〜〜部に二人の対照的な人物が設定され、ここから物語が展開することになる。

これは、途中の障害を克服する場面である。

子うさぎバニーとレニーもぼうけん

バニーとレニー2


両者の性格の違いの相違が=部の具体的な行動の違


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