福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.123(H10/1998.2) -039/042page

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《アンケート調査から》

    パソコン設置と周辺機器の導入状況

                                (平成8年度)

                         教育センター情報教育部

 当教育センターでは、毎年5月に県内公立学校のパソコン活用の状況等に関する調査を行っています。平成8年度の調査結果を報告します。

1 パソコン設置状況

 パソコンの導入台数は毎年着実な増加傾向を示しています。すでに設置率が100%となっている中学校・高等学校に続いて、小学校においても整備充実が進み、約98%(前年比3.6%増)に達し、まもなくすべての学校にパソコンが設置されようとしています。

2 周辺機器等の導入状況

 このようなパソコン設置状況の中で、さらに効率の良い活用を図るためには、周辺機器の充実が不可欠となってきます。特に授業に活用するためには、プリンタやイメージスキャナなど使いやすい周辺機器環境を整えることが望まれます。パソコン画面の提示手段として便利な液晶プロジェクタやLANの設置などが今後更に進めば、より一層効果的なパソコン活用がなされ、学習効果が高まると考えられます。

 またWindows対応のパソコン普及に伴い、マルチメディア型教育用ソフトウェアの導入も進んでいます。それに伴って大容量のデータを保存できるMOドライブ、CD・PDドライブ等の記憶メディアの利用機会も多くなります。さらにはデジタルカメラ・ビデオ等を利用し、映像や音声などを駆使した自作教材の作成なども行われていくものと予想されます。【グラフ参照】

周辺機器導入状況

便利になった最新機器を有効に利用し、パソコン等を活用した多角的な学習の取り組みが、今後ますます望まれます。

 これらの状況を踏まえ、当教育センターでも研修者の二一ズに応えるため、講座内容の充実に一層努めてまいります。

 今回の調査に当たっては、県内の各学校に多大なご協力をいただきました。この紙面をお借りして厚くお礼申し上げます。


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