福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.125(H10/1998.11) -025/042page

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語彙の地図を作成する)を通して、内容に関する予測をさせ、読解の活動に取り組ませる。
(3) 「仮説を形成、修正させる」とは
 プレリーディング活動の中で、*KWLシートを通して、生徒に知っていることや知りたいことを書かせ、読もうとする内容について予測させ、仮説を立てさせ、読んだ後、仮説がどう変わったか、学んだことを確認させることによって、どこで自分の仮説が変わったか考えさせる。
*KWLシート…Know,Want to know,Learnedの頭文字を取ったワークシート

III 研究の実際と考察

学習指導計画
2 検証授業の実際と考察
(1) 検証授業の概要
 1(丸囲み) 検証授業1(2/6)
   〈Pre-reading活動〉
  ・Word-mapping…英文を読まず、前時で見たビデオの内容や教科書の挿絵などから、連想する語を書き留めさせた。
  ・KWL-sheet…語彙・文法力不足のため、日本語で自由に書かせた。知りたいことを多く記入でき、仮説形成に大いに役立った。
   〈While-reading活動〉
  ・Story-mapping…物語の概要を把握するため、最初のtaskとして、Setting(登場人物、場所、時代)を英文で記入させた。その後、物語に必ず存在するProb1emは何であるか読み取らせ、問題解決に至る出来事の最初の欄まで記入させ、用紙を検証授業2まで活用した。
  ・Character-sheet…第2のtaskとして本文の深い内容理解に迫るため主人公のActs,Feels,Looks,Saysの中の1つに焦点を当てて読み取らせた。検証授業1ではActsを中心として作業させ、検証授業2までそれぞれ焦点を変えて同じ用紙を使用した。
   〈Post-reading活動〉
  ・KWL-sheet…Pre-reading活動で記入した知りたいことが本文を読んで書かれていたら、問題の解答として記入させ、確認させた。
 2(丸囲み) 検証授業2(6/6)
    〈Pre-reading活動〉
  ・Word-mapping…検証授業1から実践した授業と同様、連想する語を書き留めさせた。検証授業1と比較して、語彙力不足に悩むことなく、語彙地図を拡大する生徒が目立った。
  ・KWL-sheet…ほぼ全員の生徒が英語で記入できた。知りたいことを、助動詞wi11や


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