福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.126(H11/1999.2) -013/046page

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考えた。また、実践活動を通して日常的に豊かな心を育むことができるであろうと考えた。

II 研究の見通し

 道徳教育の諸計画の見直しと改善を図り道徳教育の要としての道徳の授業の改善を図りながら、「道徳の時間」と他領域における体験の場との相互の関連を意図的、計画的に図って実践に努めていけぱ、道徳性が高まり、豊かな心を持ち、何事にも意欲的に取り組む生徒が育つであろう。

III 研究の内容

1 道徳教育諸計画の見直しと改善

2 道徳の授業の充実
 「道徳の時間」を充実させ、さらに効果を高めるために、特に強化したい価値内容の共通理解を図り、生徒のよさを生かしながら重点的に授業に取り上げることとした。また、他領域における体験と「道徳の時間」との関連を重視して、各教科や特別活動などで学習した道徳的価値を全体にわたって調和的に内面化していく「道徳の時間」における補充・深化・統合する役割を一層重視した。
 指導にあたっては、各学年毎に「道徳の時間」を同じ時間帯に設定し、情報交換したり、授業研究を計画的に行い、また外部講師によるモデル授業や研修会を行った。

3 実践体験学習の場の設定
 「道徳の時間」などで学んだ道徳的実践カを実際の活動を通してより確かなものにするために体験活動の場を設定する。学校行事や生徒会活動の見直しを行い、その中でいくつかを道徳的実践体験学習の場として重点的に取り上げ、全教育活動との関連を図る。

IV 研究構想

1 研究構想図

研究構想図

2 研究計画
(1) 研究組織

研究組織

 ◎責任者
研究推進委員会 研究の全体構想の検討
研究推進計画の検討
学校運営との連絡調整
各研究部間の連絡調整
学校便りの発行
校長 共闘
吉田 佐藤 牧野
鈴木  加藤 大木
◎船田
現職教育全大会 全職員による研究協議会を開き、推進委
員会の案をもとに研究推進計画の検討や
研究内容等の検討を行う。
全職員
調査資料部会 アンケート実施計画 作成・集計・考察
道徳性検査      選択・実施・考察
資料収集
実践の記録・累積
◎吉田 牧野
相楽 黒羽
澤藤
授 業 部 会 道徳諸計画の見直しと改善
 全体計画 学級の計画 年間指導計画
 重点指導内容項目との関連
授業研究の推進
指導案の検討 指導法の工夫
指導案の形式 研修会の計画(外部講師)
◎佐藤 加藤
船田 大木 中塚
橋本  大久保
実践指導部会 実践体験学習の計画・推進 ◎鈴木  石井
猪股 横須賀
吉田  荒川
新井田 橋本


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