福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.126(H11/1999.2) -019/046page
その一つの方法に、グループワーク・トレーニング(以下、 GWT )があります。
この中で、特にふりかえりの段階が大切になります。トレーニングのねらいに合わせてふりかえりを行いますが、1(丸囲み)自分に気付く 2(丸囲み)他者、メンバーに気付く 3(丸囲み)グループの状況に気付く 4(丸囲み)グループの一員として適切で効果的な行動をとること、の4つがポイントです。
GWT は、参加者が「リラックスした雰囲気の中で自分の姿に気づき、自ら態度、行動を変容させていく」ことを目的とし、「 自ら進んで積極的に活動に参加し、責任を分担する協同者 」を養成することをねらいとしています。
一単位時間の中での GWT の流れは、おおよそ次のようになります。
「あなたにプレゼント」 【ねらい】
【進め方と時間配分】
子ども同士が相互に理解を深めながら受容感を味わう。
【準備するもの】
◇ プレゼントカード(資料2)
◇ 色鉛筆 各自用意
◇ はさみ 1人1つ
1準備・説明(3分)
(1) 5〜6人のグループになって座る。
「今日の学級活動は、グループのみんなともっと分かり合える学習をします。」
(2) 〈プレゼントカード〉を配る
(3) 〈プレゼントカード〉の記入方法を説明する。
「誰にどんなカードをあげるかを決めて、その理由をカードに書きましょう。そして、渡す人のイメージに合う色も塗ります。15分後にプレゼントを渡します。自分の欲しいものを前もって他の人に言ったり、相手の嫌がるようなことを書いてはいけません。」2プレゼントの準備(15分)
(1)グルーブ内で、それぞれが、グループの一人一人に合うカードを選び、用紙から切り離す。