福島県教育センター所報ふくしま「窓」 No.126(H11/1999.2) -020/046page

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(2) カードに、渡す人を表す言葉を書き込んだり、イメージする色を塗ったりする。

3 プレゼントの交換・発表(10分)
(1) プレゼントカードを本人に手渡す。
(2) それぞれ一人ずつ手渡したカードについて説明をする。

B 子; カメ のカードを選びました。図工の時間C男君は、こつこつと丁寧に作品を作っているからです。
C 子; 私は、 サクランボ のカードです。C男君はいつも友達と仲良くしているからです。
E 男; 僕は、 カップ の色をオレンジにしました。C男君は、やさしくてあったかい感じがするからです。

発表

 C男は、恥ずかしいようなうれしいような表情でみんなの発表を聞いていました。

 一方、A子は、ブレゼントカードをもらえるか、また、どんなことを言われるか、みんなが自分のことをどう思っているかが心配でした。でも、そんな心配をよそに、カードには、自分の積極的な態度を認めたりほめてくれたりする言葉がとても多く書かれていました。そして何より、気まずい関係にあったF子の言葉にとても安心したようでした。

4 ふりかえり(15分)
(1) 活動をふりかえって自分の感じたこと、気づいたことを素直にふりかえりシート(資料3)に書き込む。友達を非難するような言葉は書かないことをつけ加える。

資料3

※ ふりかえりシート活用上の留意事項
 ・学級の実態や発達段階を考慮して活用する
 ・不安や不満を感じている子どもには言葉かけを行う。

(2) ふりかえりシートにまとめたことをもとに各班で感想を発表し合う。
C 男; ぼく……。みんなからなんて書かれるか心配だったんだ。でも、やさしくあったかいとか、こつこつやっているとか言われて、なんか気持ちよかったな。
D 子; 私も、C男君と同じです。ほめられて、恥ずかしい気がしたけど、ワクワクしたし、自分のことも好


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